今年に入って、何度か住んでいるマンションの火災報知器がなった。その度に、防災バッグの準備が出来ていないことが気になっていました。

「とりあえず何でもいいや」では選べなくて、防災系のYouTubeを見漁り、石井スポーツに入り浸り、3ヶ月かけてようやく選びました。

夫婦2人と猫とミーアキャット。万が一のとき、みんなを連れて逃げるためのバッグを、ちゃんと選ばなきゃいけない。

でも「防災バッグ」で検索すると、赤や黒の量販店セット品ばかりが出てくる。長く使えるもの、信頼できるもの、そしてちゃんとカッコいいものを選びたかった。

結局、何ヶ月もかけて選んだのが、ホグロフス(Haglöfs)のラティニャ18L と センセイトプロ32Lの2つです。

防災バッグに、アウトドアバッグを選んだ理由

市販の防災セットを買わなかった理由は、シンプルです。

機能性です。

以前ネットで買った一般的な防災バッグのセットを持っていたこともありましたが、数年で内側はボロボロで心許ない感じ。長時間重たい荷物を背負って歩けるか?という点が気になっていました。

市販の防災セット品は最初のとっかかりとしては良いけれど、わが家にはペットがいるし、必要なものが違う。荷物も多くなって元のバックパックでは、厳しい状態。

それなら、バックパックをしっかり選んで、中身は自分でカスタマイズする方が合っていると思いました。

アウトドアバッグは、もともと過酷な環境を想定して作られています。耐久性、背負い心地、収納の使いやすさ、機動性。防災用途に求める条件と、ほぼ一致していた。

選ぶときに決めていた5つの条件

① 目立つ色であること(蛍光オレンジ)

災害時は、自分の存在を周囲に知らせることが命綱になる場面があります。倒壊した建物の中、煙の中、夜の暗闇。そういうときに、蛍光オレンジは目立つ。夫婦がバラバラに逸れないように。派手な色。

② 大小2つ、同じシリーズで揃えること

わが家の防災想定はこうです。

  • センセイトプロ 32L(メインバッグ):夫+ペットの荷物
  • ラティニャ 18L(サブバッグ):妻の荷物

大前提として、2つセットで動くことを考えています。でも、万が一はぐれてしまったとき、小さい方のラティニャ18L単独でも生き延びられる最低限の装備を入れておく計画です。

同じシリーズで揃えることで、デザインの統一感はもちろん、サイズ感や機能の設計思想が同じなので、使い勝手に一貫性が生まれるという考えです。

③ スッキリしたデザインであること

慌てているときに、引っかかりのあるバッグは危ない。チェストに無駄なループが飛び出していたり、ベルクロが多すぎたり、そういうデザインは避けたかった。

アウトドアバッグの中でも「ゴチャゴチャ感」のないもの、シルエットがすっきりしているものを選びました。

④ ヒップベルトがあること

長時間の避難移動では、腰で荷物を支えるヒップベルトが体への負担を大きく減らします。ヒップベルトのないバッグは、候補から外しました。

⑤ 十分な容量があること

大人2人+ペットの最低限の荷物。食料、水、着替え、ペット用品……それを収める容量が必要でした。

選んだ2つのバックパック

ホグロフス(Haglöfs)について

スウェーデンのアウトドアブランド。100年以上の歴史を持ち、北欧の厳しい自然環境に耐えうる高品質なアイテムを作り続けています。デザインと機能性を高いレベルで両立しているのが特徴です。

ラティニャ 18L(Latnja 18)

スペック内容
容量18L
重量約705g
素材100% リサイクルポリアミド
カラーHabanero/Blaze Orange(蛍光オレンジ)
ヒップベルトあり

もともとゲレンデ・サイドカントリー向けのファストバックパック。体にフィットする設計で高い機動性があります。

防災用途で特に気に入っている点:

  • 緊急ホイッスル付きの胸骨ストラップ
  • ヒップベルト付き:長時間の移動でも腰で支えられる
  • RECCO® リフレクター搭載:レスキュー隊の探索システムに反応する反射材
  • シンプルで引っかかりのないシルエット

18Lという容量には正直悩みました。でも、詰め方を工夫すればなんとかなると思っています。十分かどうかは、実際に詰めてから確かめます。

センセイトプロ 32L(Sensate Pro 32)

スペック内容
容量32L
重量約1.17kg
素材100% リサイクルポリアミド(ミニリップストップ)
カラーHabanero/Blaze Orange(蛍光オレンジ)
耐水性1,500mm以上のポリウレタンコーティング
ヒップベルトあり(EVAフォーム)

フリーライド用バックパックとして設計されており、アバランチ(雪崩)安全装備へのクイックアクセスを想定した作り。この「緊急時に必要なものへすぐ手が届く」という設計思想が、そのまま防災用途に活きると感じました。

防災用途で特に気に入っている点:

  • メインコンパートメントへのデュアルアクセス(上部ジッパー+背面パネルジッパー)
  • フロントコンパートメント:緊急装備へのクイックアクセス専用
  • ヒップベルトにポケット付き:財布や携帯などをすぐ出せる
  • 緊急ホイッスル付き胸骨ストラップ
  • EVAフォームの背面・ショルダー・ヒップベルト:長時間背負っても痛くなりにくい
  • RECCO® リフレクター搭載:レスキュー隊の探索システムに反応する反射材

まとめ:なぜこの2つに決めたのか

防災バッグを選ぶとき、「安くてそれなりのもの」を選ぶこともできました。でも、使わない日が長いほど、いざというときに信頼できるものを選んでいてよかった——そう思えるはずだから。

ラティニャ 18L と センセイトプロ 32L を選んだ理由をひと言で言うなら:
「蛍光オレンジで、大小が同じシリーズで揃って、スッキリしていて、ヒップベルトがあって、かっこよかった」

それだけです。全部の条件が揃った唯一の選択肢でした。

次は実際に荷物を詰めてみます。18Lは本当に足りるのか。使い勝手はどうかを正直にレポートします。お楽しみに。